ペットロスになってしまった②~火葬の時の話~

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「ペットロスになってしまった」その②です。今回は火葬をした時の話になります。

ぶっちゃけ、この事を文字にするって辛いんですよ。前回も書きながら泣きそうになったりしてました…。

それでも書きたいと思ったのは、忘備録的に残したいと思ったのと自分の中で気持ちの整理をしたかった。今までも辛い時にここで文字にする事で自分の中で色々整理できたしね。

そんな訳で読んで頂けると嬉しいです。

火葬当日

朝起きるとやっぱり寝てるようにしか見えなかった

昨日の事が嘘で起きたら普通に「おやつちょうだい!」って顔して起きてこないかな?なんて思ったけど、やっぱり昨日の事は現実だったんだと改めて思いしる。

火葬までの時間はずっと側にいて、手を握ったり撫でたりをずっとしてた。寒がりな子だったから布団にも入れてあげてた(本当は良くないのかもしれないけど)。

もう一匹の猫に「今日で最後だよ。お別れちゃんとするんだよ。」と言いましたが、わかってるのかどうして良いかわからないのかずっと遠くから見つめてました。あまり仲の良くない姉妹だったんですが14年一緒にいたので何かしら感じ取ってくれてたと思います。

家から出る間際、「帰って来たかったら帰って来てね。私は待ってるよ。あと、もう一匹の猫と頑張って生きるから。」と何回も言いました。

そしてペット霊園へ。

ペット霊園で火葬し骨は全部持ち帰るプランにしました。と言うか、骨を全部持って帰らないと言う選択は私にはなかった。

台に寝かして霊園の人が「最後のお別れをして下さい」と言われた。でも、火葬の手配でさえ出来なかった私が最後のお別れなんて出来ないよ。可能ならこのまま一緒にいたいもん。なので、冷たい対応かもしれないけど20分ぐらいで火葬の準備に入ってもらった。

霊園の人に「炉の中に入るところも見られますか?」と聞かれたので見る事にした。

この時が一番しんどかった。

昨日のお昼は一緒に昼寝したのに、何で今は炉の前にいるんだろ?とか色んな思いがぐちゃぐちゃになって涙が止まらなかった。

火葬が終わるまで待っていると一匹の猫が来た

そこのペット霊園では猫が5匹(もっといるのかもしれない)ぐらい飼われてた。

火葬が終わるのを待つために椅子に座ってすぐに、トラ柄の子がにゃーにゃーと訴えて来て私のところで膝に乗りくつろぎ始めた。

亡くなった子もトラ柄だったから何となく「あ~心配しに来たのかな」と思ってた。

不思議な事に、その子のおかげで少し気持ちが楽になって火葬中もそこまで寂しく思わなかった。

ほんと不思議。

火葬が終わった

火葬が終わり骨になったのを見て、正直、実感がわかなかった。

その後は、霊園の人が人間の火葬と同じ様に骨について説明してくれた。火葬すると悪いところが黒くなって出てくるみたいで、腎臓と心臓の辺りが黒くなってた。

半年前に検診に行ってて、その時は特に異常はなかったのにな…と思いながら、もう一匹は心筋症があったのでこの子も何かしら心臓にあったのかな?なんてぼんやり思ってた。(その後、検診をしてもらった動物病院で「心配かけない様に隠してたのかもしれないね。」って言われてどんだけ優しい子なんだよ…ってまた泣いた)

後で調べたら、心筋症でも無症状で心音も異常ない子がいるらしい。

骨は、牙も喉仏もきれいに残ってて年齢を考えても珍しいと言われた。こう言う、一つ一つに猫が私に対して最後まで優しくしてくれてる気がした。

骨を全て骨壺に収め、霊園の人が粉状になっている物もすべて骨壺に入れてくれた。正直、ここまで入れてくれるとは思わなかったのでうれしかった。

次はペットロスの症状を書こうと思う

長くなってしまったので今回はここで終わります。

やっぱり書いてると泣いてしまう。

14年は長すぎる。運命的な出会いからこれまで色んな思い出が多すぎて…しかも、良い時も悪い時も全部知ってる。

鬱でしんどい時もずっと側にいてくれた子が急にいなくなるんだもん。泣くよね。

そんな訳で終わります。