映画「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」を観てきたよ。

映画

久しぶりの、ティムバートン監督作品!
ティムバートン作品、大好きなんです。ナイトメアー・ビフォア・クリスマスも大好きだし、チャーリーとチョコレート工場もすごく楽しかった。
そして、2/3に公開されたばかりの「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」の話です。ネタバレもありますのでご注意を。

ドキッとする怖さがあるけど続きが気になる

最初に書いておきますが、私、ホラー苦手なんです。サスペンス系は好きです。
ところどころ、ホラーっぽさがありました。でも、見れる。でも、ドキッとする。怖さ加減がちょうどいいんだと思います。怖すぎると見れないもんね。

あと、少しグロい感じの部分もあったので苦手だとちょっとしんどい場面もあるかもです。でも、少しなんでこれも意外と大丈夫かもです。

あらすじを簡単に

物語は、主人公ジェイクのおじいちゃんがモンスターに殺されるところから始まる。おじいちゃんが死ぬ直前?にジェイクに「孤児院に行け。ペレグリンに聞けば全てわかる」と言い残して死んでしまいます。

そして、話は少し進みます。
やっと、ジェイクは孤児院を見つけるのですがボロボロで人が住んでるようには見えません。地元の人に聞くと、「1943年に爆撃されてみんな死んでしまったよ」と言われてしまいます(でも、2年前にジェイクのおじいちゃん宛にペレグリンから手紙をもらってるんです)。

そして、ついに写真で見てた「こどもたち」に出会う事が出来たのです。こどもたちは、ペレグリンが作り出す「ループ」を使って現在と過去を行き来していました。
ジェイクもこどもたちと一緒にループを使い1943年へ行くと綺麗で手の行き届いた孤児院が。そこには、いろいろな能力を持った子どもたちがいました。

久しぶりのお客さんなのか、みんながジェイクを歓迎し(イーノックだけは嫉妬してたけど)毎日同じ時間に同じ事をして過ごしていると聞く。でも、肝心な事をペレグリンは教えてくれない。おじいちゃんはなんで死んだのかを。

夜になると、地元の人が言ってた爆撃機がやって来て孤児院に爆弾を落とす。そこで、またループ。そして、また1943年9月3日に戻る。
こんな毎日だったのにジェイクが来たことによって少しづつ変わっていく。
ペレグリンからモンスターとは何かなどを教えてもらい、そのモンスターはこどもたちを狙っている事も知る。そして、こどもたちとジェイクはモンスター達に立ち向かう。

本当に簡単な話の内容はこんな感じです。間違っている部分もあるかもですが…。最後の方はだいぶ、端折ってます。

「普通」って何かを考えさせられる

ここからは私個人の感想です。

はっきり、言って笑いはほぼない。でも、惹きつけられる何かはある。それに、怖いしドキッとするし、嫌な事も場面も多いけどそれを見ないって事は出来ない。たぶん、敢えて見なくても良い事かもしれないけど、見ていても良いかなと思える不思議な世界。

それと、子ども達にとっては、ずっと歳を取らないのが「普通」。
なので、歳を取って行くと言う事がとても不思議と言ってたのが印象的だった。個人それぞれ、環境が違うと「普通」は違うしね。

なんだか、この映画には普通が何かを考えさせられたような気がする。
普通って言うのは、自分の物差しでしかないんだよね。

こどもたちにとっては、いろんな能力があるのが「普通」。
例えば、エマは空を風船の様に飛べるのが「普通」だから、「なんであなたは飛べないの?」って思っちゃうと思う。
ただ、周りの人間は飛べないのが普通だった。
それだけで、エマは普通じゃない人間。おかしな子。って言うレッテルを貼られた。

これって、いろんな事に当てはまるような気がする。
自分にはないもの、自分とは違うところがあったとしても「この人は普通じゃない!おかしい!」って言うのは違うと思う。
自分と人は違って良いじゃない。違うからこそ、いろんな意見があって良い方法が見つかったり1人じゃ気付けない事に気が付けるんだから。
「普通」と言うことは、良い事かもしれないけど「普通」じゃない事で誰かを傷つけるのは一番ダメな気がした。

と、まぁ真面目に書いちゃいましたがそんな事を気にせずともこの映画はとても楽しいです。
それに、一瞬、ティムバートンさん出てた気がするんだけど私だけかなぁ?
気になるからもう一度観に行こうかな。